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全米日系人博物館レセプションにて日系米国人の貢献をたたえるラーム・エマニュエル駐日米国大使
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*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2023年10月5日

ラーム・エマニュエル駐日米国大使は2023年10月5日、ロサンゼルスにある全米日系人博物館(JANM)の作品展覧会を東京の公邸で開催し、日米関係の構築と強化に重要な貢献を果たしてきた日系米国人をたたえました。

大使はレセプションで、JANMが所蔵する才能ある日系人アーティストが手掛けた作品18点を披露しました。その制作者のほとんどは、第2次世界大戦中に強制収容所に送られています。この展覧会は、民主主義と多様性の原則の堅持に世界中の人々が常に意識を傾けていくよう、日系米国人の経験を共有するものです。

エマニュエル大使は、「日系米国人の収容は、米国史の恥ずべき時代です。この展覧会はわれわれが過去と真摯に向き合い、そこから学びを得るためのものです」と述べました。

芸術的表現を通じて歴史理解の促進に努めてきたJANMの活動の重要性について、エマニュエル大使は、「日系米国人は、米国と日本がかつての敵国同士から生涯の友へと関係性を変えていった中で、計り知れない貢献を果たしてきました。日系米国人の物語は、われわれの世代、そして次の世代に学びと力を与えてくれます。この力強い物語に光をあててくださったJANMに感謝します」と語りました。

日系米国人のマーク・タカノ下院議員(カリフォルニア州39区)からもご支援をいただきました。「日系米国人のアートは、深い意味を持った表現の形であり、エマニュエル大使が東京でJANMコレクションの展覧会を開催してくださったことを心よりうれしく思います。米国への移住、強制収容、そして戦後の人生という日系人の生き様を伝える作品の多様な構成は、日本人移民の子孫としての私自身の経験と深くつながるものがあります。この展覧会は日米の文化交流において、この上ない機会を提供するものとなるでしょう」と述べています。

また、JANMのウィリアム・T・フジオカ理事長は、「JANMは、日系米国人アーティストによる素晴らしい、唯一無二の作品を展示できることを誇りとしています。これらの作品は、米国への移住、第2次世界大戦中の強制収容、そして戦後の人生を通してアーティストたちが見つめてきたもの、そして歩んできた道のりを語るものです。作品が伝える物語は、多くの日系人の物語であり、私の家族の物語でもあります。私の祖父は成功した事業家でしたが、すべてを失い、ハートマウンテン収容所へ送られました。父は叙勲を受けた退役軍人で、第442連隊戦闘団に従軍していました。祖父と父は私に、日本の伝統を尊重し、守り、そして日系人の苦しみ、辛抱強さ、成功を誇りとするよう教えてくれました」と述べました。

ロサンゼルスのリトル・トーキョー地区にあるJANMは、16万点超の収蔵品を誇る日系米国人の歴史の宝庫です。スミソニアン協会の提携博物館であり、全米文化財の認定も受けています。JANMは展覧会や公開プログラム、受賞歴のあるドキュメンタリー、教育関連の取り組みを通じて、日本にルーツを持つ人々の物語とその豊かな文化遺産に光を当てています。