テロ防止のための税関産業界提携プログラム (C-TPAT)

C-TPATとは国際的なサプライチェーンと米国国境におけるセキュリティの強化、向上を図る協力関係を築いてくための政府と産業界共同による自 主的な取り組みです。米国税関・国境取締局(CBP)が輸入者、輸送業者、混載業者、公認通関業者、および製造業者などの国際的サプライチェーンの所有者 との緊密な協力関係を通じてのみ高い水準の貨物保安をもたらすことができるという認識のもとにC-TPATは成り立っています。この活動を通じて、企業の セキュリティ慣習の整合性を確保しサプライチェーン内の取引先のセキュリティに関するガイドラインについて意思疎通を図り検証することをCBPは企業に要 請しています。

C-TPATは貿易関連企業にテロとの戦いにおいて積極的な役割を果たす機会を提供しています。初となる全世界的なサプライチェーンのセキュリ ティ・プログラムに参加することにより、企業は従業員、サプライヤーならびに顧客に対してより安全性の高く迅速なサプライチェーンを確保することになりま す。これらの本質的なセキュリティを享受することに加えて、ある特定の区分に属するC-TPAT認定メンバーに対して以下を含む優遇措置を用意していま す:

税関検査回数の低減(国境での遅延の減少)

税関検査の優先(可能な限り最優先で検査を実施)

企業と協働してその企業のサプライチェーン全体の保安を確認し、強化に取り組むC-TPATサプライチェーン保安専門官の任命

CBPによる監査ではなく、自己管理に重点を置いたCBP自己査定プログラム(ISA)への将来的な参加資格

C-TPATサプライチェーンセキュリティトレーニングのセミナーへの参加資格

CBPは米国の安全を守ることにおいて安全で安心なサプライチェーンの構築が最も重要な任務の一部であると認識しています。それ故に、CBPは C-TPATを通して貿易産業界とテロ防止のための強固な協力関係を追求しています。産業界は日々行っている業務に根ざした貿易の安全確保と貿易コンプラ イアンスに対する責任があります。企業の優れた商慣行によりサプライチェーンの安全性と通商法の遵守が確保されている企業と緊密に協力していきたいと CBPは考えています。

CBPは全ての企業に対してサプライチェーンと国境のセキュリティの促進において積極的な役割を果たすように働きかけています。C-TPATは大 手企業のためだけのプログラムではありません。中小企業にもC-TPATへの加入の申請を行うかどうかを判断する際に本プログラムへの加入要件や優遇措置 を吟味することを薦めています。さらに、C-TPATへの正式参加を見送るとしても、企業はセキュリティの実践においてC-TPATのガイドラインに沿っ たものを採用することを薦めています。。

C-TPATに関するお問い合わせ::

インダストリー パートナーシップ プログラム
電話 (202) 344-1180 もしくはファックス (202) 344-2626
またはこちらにemailを送ってください。 industry.partnership@dhs.gov

(2007年3月27日)

CBPが米国の国境保護のリーダーとして活動している傍ら世界のビジネス業界もまたテロ防止の役割を担っています。この共有する利益からテロ防止のための税 関産業界提携プログラム(C-TPAT)が2001年のテロ攻撃の2ヵ月後に設置されました。

C-TPATとは世界の活気ある貿易産業をテロリスト攻撃から守り、米国とその隣国の経済の安定を維持するためのプログラムです。この提携では政策にセキュリティを 追加しそれを発展させ適用します。しかし、そのセキュリティは貿易活動に悪影響を与えるようなものではなく、それゆえバランスを必要とする困難な活動です。

増加するパートナーシップ
2001年11月に開始されたこのプログラムはわずか7社の主要輸入者をメンバーとして始まりました。2008年3月現在において提携は増加し続け、貿易業界の幅広 い範囲に及ぶ8,200以上の公認提携機関/企業がプログラムに認定されています。これらは米国輸入者、米国/カナダ道路運送会社、米国/メキシコ道路運送会 社、鉄道、船舶運輸会社、米国公認通関業者、米国港湾局/管理会社、米国貨物混載会社、海洋運輸仲介業者、非船舶運航業者、メキシコ/カナダ製造業 者、メキシコ長距離運送業者を含みます。これらの8,000以上の企業活動が米国への輸入物の50%以上(輸入額ベース)を占めています。

米国の国境セキュリティの拡大
米国のセキュリティ範囲をサプライチェーンの川上まで拡大する事によって、テロ防止のための税関産業界提携プログラムは、より優れたリスク評価とターテッティングを可能 にし、CBPの検査官をより問題のある貨物に従事させる事が出来ます。

提携はメンバーに対し明確なサプライチェーンセキュリティ基準を設定し、その見返りに税関検査の優先措置のようなインセンティブと便益を提供します。その結果、 国際コミュニティの協力と協調を通して世界にテロ防止の原則を拡大させています。2005年には世界税関機構の国際貿易の安全確保及び円滑化のための基準の 枠組みが設定されCBPと提携機関の貨物セキュリティを強化し、国際的にしています。

仕組み
テロ防止提携プログラムに参加するには、企業はCBPと協力するための合意にサインしなければなりません。その内容にはサプライチェーンの保護、セキュリティーの脆弱 箇所を特定し具体的なセキュリティ対策とベストプラクティスの実施が含まれます。また、提携機関/企業はCBPに提携機関/企業が実施している具体的なセキュリテ ィ対策の概要を記したセキュリティプロファイルを提供します。申請者は幅広いセキュリティ項目を実施し、サプライチェーン全体のセキュリティの整合性を確保するための実 施計画が記されたセキュリティプロファイルを提出しなければなりません。

C-TPATメンバーは低リスクであると見なされているため検査を受ける可能性が低くなります。この指定はその企業の過去の遵守記録、セキュリティプロファイル、 国際サプライチェーンの実証/サンプリングをもとに行われます。

今後の焦点:相互認証協定
CBPは現在諸外国と相互認証協定の調印プロセスを実施しています。これらの協定の目的は様々な国際産業提携プログラムを結びつけ、国際貨物貿易を支援し 保護するための統一された持続可能なセキュリティ体制を構築する事です。

提携プログラムを整合する目的は物品と関連情報の安全な取り扱いにおける特定基準を遵守しながら国際貿易取引の全ての参加者が税関機能によって認証 されるシステムを構築する事です。

C-TPATは2007年6月にニュージーランドと協定に合意しました。同様の合意が今後もされる事が期待されています。