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U.S. and Japan
日米の研究・調査拡充に向けた100万ドルの「フルブライト―グレン・S・フクシマ基金」の新設について
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5月 22, 2022

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

バイデン大統領の東京訪問中の5月22日、グレン・S・フクシマ氏(証券投資家保護公社副会長、元在日米国商工会議所会頭)は、日米間の研究・調査機会を拡充するため、100万ドルの寄付を通じて「フルブライト―グレン・S・フクシマ基金」を設立すると大統領に発表しました。これは、日米フルブライト交流事業への米国人による単独寄付としては過去最大規模となります。

ラーム・エマニュエル駐日米国大使は、フクシマ氏の教育交流促進のための寛大なコミットメントを歓迎し、「バイデン大統領の歴史的な日本訪問に合わせた発表は、フクシマ氏のような人物が日米同盟の強化に重要な役割を担っていること示しています。このような機会は、学びの希望を実現可能にする日米両国民の将来への贈り物となります」と述べました。

フクシマ氏は寄付の発表に際して、バイデン大統領にこのように述べています。「1982年から1983年にかけて、ハーバード大学のフルブライトフェローとして東京大学に留学し大変お世話になりました。そのフルブライト・プログラムに恩返しをする機会が得られたことをうれしく思っています。バイデン大統領の来日は、フルブライト・ジャパンの設立70周年を祝う絶好の機会であり、私のささやかな寄付が、日米の知的、教育、および文化交流の促進に寄与することを願っています」

フクシマ氏は日米フルブライト交流事業の卒業生で、今回の寄付はフルブライト交流事業に対する個人からの寄付としては世界最大級となります。この新たな基金は、高等教育への支援を通じて、日米間の教育機会を大きく前進させるものです。教育交流は、日米の友好と同盟を支える豊かな人と人との絆の礎となります。

今年で70周年を迎えた日本のフルブライト・プログラムは、これまでに6名のノーベル賞受賞者を輩出し、各分野で重要かつ永続的な貢献を行う1万人近い卒業生を擁しています。フルブライトは、奨学生の学術研究活動を可能にするだけでなく、日米の相互理解促進に貢献するリーダーの育成も目的としています。全てのフルブライト奨学金と同様、フルブライト―グレン・S・フクシマ基金を通じた奨学金受給者は、公開かつ実力に応じた選考過程を経て決定されます。

フルブライト・プログラムの詳細については、日米教育委員会のウェブページhttps://www.fulbright.jp/をご覧ください。