*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
東京 ― 在日米国大使館は7月1日、天皇皇后両陛下、レイモンド・グリーン臨時代理大使、森健良外務事務次官、岡村直子文部科学省国際統括官にご出席いただいた特別記念式典にて、日米フルブライト交流事業70周年を祝いました。1952年に始まったこの交流事業は、世界で最もよく知られたフルブライト事業の一つであり、日米の同窓生数は1万人にのぼります。
この数十年間、歴代の天皇皇后両陛下には10年ごとの記念式典へのご臨席を賜り、日米の教育協力へのご支援をお示しいただきました。本年の記念式典には、株式会社アビタスの三輪”トニー”豊明代表取締役、セイコーウオッチ株式会社の内藤昭男代表取締役社長をはじめ、フルブライト交流事業へご寄付いただいた皆さまにもご出席いただきました。
グリーン臨時代理大使はあいさつの中で、フルブライトが日米とその両国民に与えてきた影響をたたえ、「日米は、その同盟を通じた安全保障協力、両国企業による経済機会の創出、また共通の価値観の推進など、かつてないほど緊密な関係を築き上げてきました。今日の私たちのあらゆる功績には、フルブライト事業に根差している部分があり、フルブライト参加者は、私たちがインド太平洋地域の内外で擁護する平和と繁栄に貢献してきたのです」と述べました。
日米教育委員会共同委員長を務める岡村直子文部科学省国際統括官は、70周年を迎えたフルブライト交流事業について、「近年、国際社会は多くの課題に直面しており、グローバルな平和、安全および繁栄にとって、米国との関係はますます重要になっています。フルブライトプログラムが、両国の次の時代を担う人材の育成に一層大きな役割を果たすことを期待しています」と述べました。
フルブライト交流事業の同窓生は、それぞれの分野で多大な貢献をしており、同窓生が生み出すつながりと連携は、あらゆる形の日米関係を支えています。日本のフルブライト同窓生の中には、ノーベル賞受賞者4人、フィールズ賞受賞者1人、そして数多くの閣僚や大学総長が含まれています。
日米フルブライト交流事業の詳細については、日米教育委員会のウェブサイトをご参照ください。