日米韓による理工系分野の女性リーダーサミットを開催

科学・技術・工学・数学(STEM)分野における女性の比率は驚くほど低く、この分野のキャリアが拡大し重要性が高まるにつれて社会的な問題となっています。

今回行われた4日間のバーチャルサミットでは、日本・米国・韓国からのパネリストと参加者が、この課題に真っ向から取り組みました。参加者は、STEM構想を進めるための女性の役割拡大や、サポートネットワークの構築、女性の進出を妨げる社会的規範の打破などについて討議を行いました。

米国務省が主催しアジア財団が実施するこの第2回サミットには、政府や民間、市民団体から約50人の専門家が集まり、STEM業界で女性の参画を阻む障害を取り除くための協力などが検討されました。また、約500名のバーチャルな参加者と話し合い、ネットワークを広げました。

ジョセフ・ヤング駐日米国臨時代理大使はサミット初日のビデオメッセージの中で、多様性やインクルージョンなど、成功を育む環境整備が重要であると語りました。また、ハリー・ハリス駐韓米大使からもビデオメッセージが寄せられました。

ケリー・E・カリー大使(世界女性問題担当)は冒頭のあいさつで、3カ国の政府は公平さや経済の競争力を高めるために、STEM分野の女性に対してさらなる機会を創出するよう熱心に取り組んでいることを強調しました。また、女性問題を担当した西村篤子大使は、科学技術の重要性は新型コロナウイルス感染症対策とも関連していると述べました。

サミットにはパネリストとして、河野銀子(山形大学教授)、中島さち子(数学者)、大浦佳世理(Global Health Innovative Technology Fund)、山口一男(シカゴ大学教授)、キャシー松井(ゴールドマン・サックス証券株式会社副会長)らが参加しました。

理工系分野の女性リーダーサミットは、リーダーシップ養成や実務経験を通じて若い女性のSTEM分野への関心を喚起する米国大使館の取り組みです。